甘酒を飲んで車に乗っても大丈夫?酒粕を使っていたら要注意!

「甘酒ってお酒なの?」

「飲んだら車に乗れないの?」

以外と知られていない、甘酒のアルコール含有量。甘酒の種類によって違うんです。

ここでは、飲んだ後車に乗っても大丈夫な甘酒、NGな甘酒について説明します。

米麹甘酒はノンアルコール

まずはいくら飲んでも大丈夫な甘酒から。

甘酒は作り方によって、米麹(こめこうじ)と酒粕(さけかす)甘酒にわけられます。

米麹甘酒はアルコールを入れたり、発酵によって発生する工程がないのでノンアルコールになります。そのため、米麹甘酒であれば飲んだ後に車に乗っても何も問題はありません。

アルコール0%なので、アルコールに敏感な妊婦さんや授乳中でもOKです。

酒粕甘酒はアルコール含有

酒粕からつくられる甘酒は、アルコールが残留しています。

そもそも酒粕とは、日本酒をつくるときに出る絞りかすのことですからアルコールがどうしても残ってしまいます。

(日本食品標準成分表、調味料及び香辛料類http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/06/22/1365343_1-0217r10.pdf)によれば、酒粕のアルコールは8.2%と表記されています。

酒粕甘酒は、酒粕を水で割って加熱した後砂糖と塩を加えてつくります。加熱と水で割ったことによって8.2%よりは下がりますが、お酒に弱い人や妊婦さんはNGです。

同じように車を運転するのも注意しなければいけません。

何杯までなら大丈夫?

商品によって残っているアルコールの濃度が違うため、一概に何杯までなら大丈夫ということは言えません。それに加えて、アルコールの分解機能には個人差があります。

ブログで軽々しく「⚪︎杯なら多分大丈夫」などとは言うことができません。

過去には、酒粕汁を飲んで運転した人が書類送検されたケースもありますし、アルコールに弱い人にとっては酒粕甘酒1杯でも酔っ払って重大事故を引き起こす可能性だってあります。

車の運転をする時には、酒粕甘酒は飲まないようにするのが間違いありませんね。

米麹と酒粕甘酒を判別する方法

例えば、初詣などに車でいって甘酒を振舞っていたとしましょう。寒い中配られる甘酒、魅力的ですよね。

この甘酒が米麹なのか酒粕なのかを判断する方法はあるのでしょうか。

まず、見た目では判断することができません。

匂いを嗅いでみてアルコール臭かったら酒粕甘酒である可能性が高いです。アルコールの匂いを嗅ぐだけでも酔っ払ってしまうようなアルコールに弱い方は、この方法を試さないようにしてください。

一番確実なのは、作った人に問い合わせることです。

「酒粕甘酒ですか?米麹甘酒ですか?」

このように聞いてみましょう。

作っている人がわからなければ、

「砂糖や塩は足していますか?」

これで判断することができます。

米麹甘酒は、デンプンをブドウ糖に分解する糖化発酵がされているため、砂糖を足さなくても自然な甘みをもっています。

酒粕甘酒は、それだけでは甘みがないため、砂糖や塩を加えて味を整えます。つまり、砂糖や塩を加えていたら酒粕甘酒である可能性が高くなります。

まとめ

甘酒を飲んで車を運転していいかどうかは、甘酒の種類によって決まります。

米麹甘酒は、アルコール0%なので問題無し。
酒粕甘酒は、アルコールが残っている場合があるのでNGです。

外出先のお店やイベントで飲む機会がある時には、必ず米麹なのか酒粕なのかを確認するようにしましょう。

特にアルコールに弱い自覚のある方は、人一倍注意が必要ですよ!

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